言い訳 2002.06.08

さて、以前にも書きましたが、私は樹の専門科ではありません。
でも、木といつも一緒に仕事をしています。
そこで、少し私の周りの事を書いてみたいと思います。

仕事の中心は建築です。主に店鋪を作って来ました。店鋪屋という言い方をされる事もあります。
でも、建築士でもありませんし大工でもありません。店鋪屋は隙間産業といえば良いのかも知れません。
そして、ここ何年か、ガーデニング屋が仕事の半分を占めるようになりました。
誤解されても仕方ないのですが、一言でいえばイングリッシュガーデンをデザイン施工しています。
専門のガーデンデザイナーさんの書いた絵を、作り上げて行くのですが、
その中の木工事関係を主にしています。現場や時と場合ではその限りではありませんが。
植栽もしますが、基本的には植木屋さんに頼んでいます。

庭の工事をしていると当然のように家の方に聞かれます。
「あそこの木がどうだこうだ、、」「どうすれば良いの??」などなど、、
頑張って答えてあげる訳ですが、大体原因は手入れをしていないからです。
どうやって手入れして良いのか、分からないから手入れをしないのですが、
どこから説明して良いのかも分からない事があります。
(注-花や木は好きですが、その名前を覚えるのが大の苦手です。だから名前を聞かれると大変です。)

工事をする3割ぐらいの方は、今のガーデニングブームをファッションとしてとらえています。
ウッドデッキを作って、パーゴラやフェンス、レンガをひいて、
予算の都合で植栽は後にして、自分の気に入った木や花をその庭に植えて行く予定で。
でも、アララ、、何年起っても木も花も植えられない、
デッキでビールを飲んで、洗濯物を干すだけ。

そんな時思うのが、キュウリが真直ぐで無ければ、商品価値を認めない日本人のデジタル化で、
真直ぐなものは良く分かるけど、数字や計算で表されない曲線の価値は分からない。
ひょっとすると分かろうとする事を避けているのかも知れない、と。
(分からなくて、めんどくさい事はしない。)
木を育てるのは結構めんどくさいものですから、植栽まで工事する時には悩んで木を選びます。
木の手入れをする人かしない人か、、、など。

さて、どちらの仕事にしても、木と(材木)おつき合いをさせて頂く事にはかわりありませんが、
しみじみと思う事があります。それは、多分私の中ではとても大切な事になっています。
日本の林業が依然、活気を取り戻さない事です。
自然保護はうるさいほど叫ばれるのに、森林の保全、活用は表に出て来れないでいます。
誰かがブランドシールを貼らないと商品価値が出ません。
折角切った林も次の植林の費用を稼がなければ、ただの荒れ山になるか、ひと手に渡る事に、、。
これから徐々に、植林行政の林の、杉、桧が適齢期を迎えて来ます。
もし、その杉、桧が商品として利用できるならば、材木輸入大国日本も、
なんとかなってくれるような気がするのですが、、、