高森山 2012.08.13

塚原古墳群と臼井川を考える、の第二弾は高森山です。

神之峰は、神之峰だけで「二至二分」を観測できるようになっていたと思います。
それでももっと正確な、あるいは広範囲の場所で「二至二分」を観測するように考えられた場所があります。
龍江に有る高森山です。

高森山は、麓をイタチガサワが回り込むように流れる山です。
この山を訪れたことのある人は少ないと思いますが、
地元の人たちの手入れが行き届いていて、静かな山です。

神之峰と同じように岩を積上げたような山で、大きな岩や石列が見られます。
この山も突然盛り上がった様子から、作られた山ではないかと考えています。

一番注目したいのは、夏至の、日の出と日の入の場所です。
高森山の山頂から見る夏至の日の出は、
神之峰の本丸と二の丸の間の、稜線の窪んで見えるあたりから登って来ます。

そして日の入は、山本に有る高鳥屋山に沈むのですが、
高鳥屋山の山頂は、小さなm字の形をしていて、
そのm字の真中の窪みの中に、太陽が入って行くのです。
実際は、神之峰からの日の出は、高森山の木々が生い茂っているために今は見ることが出来ませんが、
日の入は、松の枝の間から、高鳥屋山に沈む太陽をどうにか見ることが出来ます。

春分、秋分の日の入は、水晶山から網掛山、恵那山を結んだ線上の近くに、日が沈んで行きます。
つまり、高森山から水晶山、網掛山、恵那山は、ほぼ同緯度にあると云う事です。
そう考えると、高森山は観測所としてその場所に備え付けられたのではないでしょうか。
単に「自然の妙」としても、なかなか興味深いものです。

参考として、
岐阜県下呂にあります「金山遺跡」は、巨石を組み合わせて、太陽を観測するように出来ています。
「金山遺跡」「金山巨石群」などで検索してみて下さい。

で、
どこにも書いてありませんが、この金山遺跡から、冬至の日の出方向へ真直ぐに線を引きますと、
山本の高鳥屋山のm字の山頂に当たります。
当然目での観測は出来ませんが、縄文の人々は優れた知恵を持っていたと感心させられます。

続く、、、