臼井川秘境 2012.08.14

塚原古墳群と臼井川を考える、の最終回です。

臼井川秘境と言われています渓谷周辺には、それぞれ名前の付けられた岩があります。
名前はもちろん後世に付けられたものですが、岩はずっと昔からあっただろうと思います。

愛染神社と言うのも、後世になって祀られた神様だと思いますが、
もともと何らかの祭祀があって、特別な場所として地元に伝わっていたのではないでしょうか。
それがいわゆる巨石信仰の延長上にあったとしても自然なことだと思います。

天文と巨石と褐鉄鋼は、徐々に忘れられて行ったのかもしれませんし、
時代とともに変化して来たのかもしれません。
ただ、その場所が特別な所だという言い伝えが、地元のひとの中だけに残っていたような気がします。

臼井川の渓谷の流れは、天竜川に合流し、きっと豊富な葦が生えていたのだろうと想像します。
そう考えますと、臼井川の渓谷と塚原金山古墳群のある場所は、密接に関係した場所で、
先祖を祀るのには良い所と考えられ、古墳が造られたのかもしれません。

夏至の日、高森山から見た日の出は神之峰から上り、日の入は高鳥屋山へ沈んで行きます。

高森山から高鳥屋山へ、日の入りの方向を示す線を引きます。
するとその線は、塚原金山古墳を通り、臼井川渓谷を抜けて、二つ山と三つ山の間を経て、高鳥屋山に至ります。
自然の作り出した偶然なのか、先人の知恵なのか、、、、
取りあえずこのお話はここらで終わりに致します。