飯田日中友好協会
閣老山河原希望学校
山西省大同市大同県閣老山に建築・寄贈

今年も(2006年4月)子供たちに会いに行ってきました。

(閣老山河原希望学校の概要)

1.山西省の概要
  北京市を取り巻く河北省の西側にあって、太行山脈の西側に位置することから「山西省」という。
 略称は「晋」。総面積は15.6万平方Km。省の人口3,314万人。省都は原市。平均標高1,000mの高原 地帯で一帯は「黄土高原」と呼ばれる乾燥地帯で年間降水量は400〜700mm程度と極めて少ない。

2.大同市の概要
大同市は山西省第二の都市で、標高1,070mの高原の町。人口280万人。世界遺産に登録された中国 3大石窟の一つ「雲崗石窟」がある。また、国内で最大の石炭産地でもある。夏期最高気温は37度、 冬期最低気温-29度と寒暖の差が激しく年間降水量は370mmと極端に少ない。

3.大同県の概要
大同県は大同市の中にあって、その東部に位置する。県内には10の郷鎮があり、その中に189の村 がある。大同県人民政府(県庁)は西坪鎮にある。県の総面積は約1,500平方Km、県の人口約16万人。

4.大同県における教育の概要
大同県には約230校の小・中学校があり、その生徒数は約27,700人である。その中に高校(中国で は高級中国という)が2校あり、その生徒数は約1,500人である。また、中学校(中国では初級中学と いう)は22校ありその生徒数約6,800人である。小学校は170校あり、その生徒数は約19,400人であ る。また、職業高校が1校、教師進修校(教員養成学校?)が1校ある。全県の教師数は約2,000人で、 内訳は高校教師が約210人、中学校約600人、小学校で約1,200人である。

5.閣老山郷の概況
  閣老山郷は、大同県の西坪鎮に属し、典型的な山岳地帯で、痩せた土地が大半を占める農村である。 また周辺は旧火山地帯である。大同市中心部から大同県人民政府のある西坪鎮中心までは約13Km、 車で約40分。ここより河原希望学校のある東閣老山地区まで約9Km,車で20分程度かかる。
 閣老山郷の地区内では地域によって経済発展の程度に格差があり、地区内には9つの行政区があり、 そこに10校の学校があって(中学校1校、小学校9校)約1,050人が学んでいる。

6.閣老山河原希望学校の概況
   閣老山河原希望学校は、大同市大同県の西坪鎮、閣老山郷の東閣老山地区に建てられている。
 同校は日本国長野県飯田日中友好協会の寄付金により、大同県行程公司が建設した。校舎は煉瓦造り 2階建1棟、室数20(内教室8)。2000年4月20日建設に着手、同年7月1日竣工し、同年9月よ り使用開始している。建築総面積は800u(本体は692.18u)。建築総金額は356,027元(日本円で約460万 円、内飯田日中からの寄付金400万円)同校は、当初小学校高学年と中学生のための学校として使われてい たが、現在は小学校のみとなり、教員数7名生徒数は約70名とのことであった。(2006.4)

(飯田日中友好協会の同校への公式訪問支援状況:参考)
     2000年4月(建設打合せ等)  建築費の贈呈
     2001年5月(竣工記念式典の実施と友好訪問) 竣工記念祝賀支援
     2004年5月(友好交流訪問) 暖房施設費支援および周辺緑化支援
     2006年5月(友好交流訪問) 学校備品支援 
        このほか友好交流訪問の都度、文房具や学用品の支援贈呈を行って来ています。                                                     



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