内モンゴル自治区・オトク旗友好植林事業
 飯田日中友好協会も実施しました。
あなたも行きませんか。

 内モンゴル自治区、オルドス(鄂尓多斯)市のオトクチ(鄂托克旗)に飯田・下伊那地区の有志でつくるボランチア組織
「NPO法人草原の風」が、2004年より植林活動に取り組んでいます。
 この植林活動は2004年より毎年実施しており、今年(2007年)で第4回目となりました。
 飯田日中友好協会では、2006年に、「草原の風」の協力を得て独自に、ここへの植林事業を企画実施しました。
        (2006年4月21日〜23日、飯田日中友好協会の植林:下記写真参照)


 

 今年(2011年)も「草原の風」による、第8回植林事業が5月7日〜14日に実施、飯田日中友好協会から会員5名が参加しました。
 また、2007年度から国の「日中緑化交流基金」の助成を受けることとなり、この植林事業も規模・責任とも、大きく発展をしています。(2007年5月7日現地におけるオープニングセレモニー参照)
       



モンゴルの植林事業に関して以下もご覧ください(参考)

オルドス市オトク旗とは…鄂尓多斯市鄂托克旗植林地とその周辺の概況

1.内蒙古自治区の概要
 中華人民共和国の北方に位置する自治区。北はモンゴル・ロシア連邦と国境を接している。北東から南西に延びる細長い地形で面積は118.3万平方Km(日本の3.1倍)。人口2,377万人。省都は呼和浩特(フフホト)市。東北には標高1,500mの大興安嶺山脈が南北に延び、南の陰山山脈と黄河を境としてモンゴルから続く1,000m〜2,000mの高原が広がっている。高原の大部分は草原だが、西には砂漠が広がっている。黄河の内側部分をオルドス高原と呼んでいる。内モンゴルは、ほぼ大陸性気候だが、南北長いため冬は北で-30度、南で-10度と気温差が大きい。夏は比較的過ごしやすく西部で25度、中西部で20度位である。ただ砂漠地帯では40度を超える日もある。年間降水量は400〜500mm程度と極めて少なく最近は一層乾燥化が進み干ばつが深刻な問題となっている。人種構成は、漢族が80%以上を占め、蒙古族・ダフール族・エヴェンキ族・オロチョン族・回族・満州族・朝鮮族などである。行政区画は呼和浩特市、包頭市、鄂尓多斯市などの9特級市、錫林郭勒盟など3盟を管轄する。下級行政区単位としては、21市区、11県級市、17県、49旗、3 自治旗がある。

2.鄂尓多斯および鄂托克旗周辺概要
 鄂尓多斯市は中国モンゴル自治区オルドス高原に位置する特級市の一つ。総面積は、8.7万平方Km(長野県の約6.5倍、九州のほぼ2倍)、人口は128万人。行政の中心(直轄市)は「東勝区」である。
 行政区画は1市轄区、7旗を管轄する。即ち、市轄区は東勝区が一つで、旗はジュンガル(準格尓)旗、ウーシン(烏審)旗、エジンホロ(伊金霍洛)旗、オトク(鄂托克)旗、オトク(鄂托克)前旗、ハンギン(杭錦)旗、ダクト(達拉特)旗の7つである。
 この中のオトク(鄂托克)旗(佐々木ハスゲレルさんの出身地)は、標高1,100〜1,300m、面積は2.1万平方Km(長野県の約1.5倍)、人口10.3万人(長野県の約5%)である。(2006.4現地政府聞き取り)
  
3.「ハスゲレル」さんと植林事業
 オトク(鄂托克)旗人民政府および、現地関係者の話によれば近年この地方は砂漠化の進行が激しく、政府を挙げてその対策(緑化)に努力している実情にある。
そんななかでオトク(鄂托克)旗出身の「佐々木ハスゲレル」さんの現地報告等の話に感銘を受けた飯田・下伊那の有志・ボランティアらでつくる、「内モンゴルの砂漠を緑化する会:草原の風」が発足(2004年)し、内モンゴル自治区オルドス市オトク旗(マウス〈毛烏素〉砂漠)の植林支援をしようと立ち上がり、既に2回の植林作業を行って来ております。
 飯田日中友好協会では、地元の「草原の風」や「オルドスを支援する会」などと協調して活動をして来ているなか、今回3回目となるこの植林事業に 「会」として訪中団を派遣することとしました。(詳細は添付の新聞記事参照)

4.査布小学校の概要
 鄂托克旗の査布にある査布小学校は、飯田市に嫁いで来ている佐々木ハスゲレルさんの母校でもあり、以前は小中学校であったが、現在は小学校として、教師24名、生徒数180余名の学校であります。(2006.4)飯田日中友好協会として、今回の植林事業に併せて現地を訪し、飯田地方から寄せられた支援物資(学用品など)などを贈り、児童・先生方と会い交流を深めてきました。
  
(ミニ知識)
・ ゲル:遊牧民の使う移動式テントで、中国ではパオ、モンゴルではゲル、ロシアではユルタと呼ぶ。
・ 遊牧:内モンゴルの広大な草原では牧畜が盛んであるが、以前のような遊牧のスタイルはほとんど無くなった。   2002年には、放牧は乾燥化を招くとして全面的に放牧が禁止され、現在では集落に定住して牧畜を行うように   なり、観光用を除いてはゲルは見られなくなった。
・ 生態開発区:環境問題への関心が高まるにつれて、生態という言葉が中国でも最近よく使われる。生態という 言葉は、日本語のそれとは多少意味が異なり、手つかずの自然を指すニュアンスが強い。内モンゴルとその周辺 では最近「生態旅遊」という現象も目立ってきており、名所や遺跡を訪れるのではなく、自然環境のすぐれた場所 を訪れる観光客が年々増加している。観光客等は生態保護の名で囲まれた草原を目指し、このような草原を「生 態開発区」呼んでいる。隣接の陜西省や寧夏回族自治区からの生態旅遊者が増え、オトク旗にも「生態開発区」が 点在する。