第34回伊賀良寄席

志の輔 独演会リポート

談志から落語の未来を託された男が、三度目の伊賀良公演
今回も爆笑に次ぐ爆笑で沸かせて下さいました。

2002年1111日(月)
※オールナンバーワンの日
午後6:30開場 7:00開演
特別協賛:「志の輔がおたすけ!」でおなじみの
長野県家庭教師協会飯田事務局

場所 伊賀良公民館
(長野県飯田市大瀬木 伊賀良小学校横)
※当会の古かぶの皆さんはかたくなにこの会場にこだわります。
なぜなんでしょう?


↑今回のポスターはこんな感じに仕上がりました。
おかげさまを持ちまして、前売券の売れ行きも好調でした。
開場後、ようやく混雑がおさまってきた受付。
右の大看板は橘左近師匠に書いていただい
たものです。
 志の八さんの前座噺に続いて、いよいよ志の輔師匠が登場。ぎっしり埋まった客席を見つめながら、一年前の記憶を辿りながらマクラが始まりました。

 今回はノーベル化学賞を受賞した田中耕一さん、小柴昌俊さんネタ。バカウケでした。エンジン全開でした。
一席目は「ディアファミリー」。地方ではあまり演じないネタだとか。
一家の主が永年勤続の記念品としてもらった「鹿の頭の剥製」を巡って家族と交わす珍妙な会話から、モノ余りの世の中の弊害を描き出してました。シュールでした。




二席目はおなじみの古典「宿屋の富」。「熊八の時代の噺が現代でも演じられるのは、人間の本質が変わってないから」と、富くじが当たった男の動揺ぶりを念入りに演じて下さいました。


・・・今回も伊賀良公民館の設備の悪さが槍玉に上がりましたね。おそらく師匠が出演するステージの中ではぶっちぎりの全国ワースト1でしょう。

しかし・・・しかしです。この、(志の輔師匠クラスの大御所にとって)劣悪そのものの会場設備と客質の良さとのギャップが、師匠は気に入っておられるのです。

「客席が明るくてステージが暗いという珍しい会場ですが、皆さんの想像力でステージも明るくなりました」
「私の間というより、皆さんの笑いの間の良さに私が乗せられたという感じ」と充実感を漂わせた師匠。最後に、今回協賛して下さった長野県家庭教師協会飯田事務局から花束が贈呈されました。

来年も…恐らく来て下さるでしょう。    (T.K)

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