(10)神子の湯

 
神子にしてもらう儀式です。
神子となる人がかまどの前に坐わります。
両側に弥宜二人が立ち、後ろに一人の弥宜が立って、神子となる人に、水干(
すいかん 昔の民間の常用服の一種。
白地が多かった。)を着せるような恰好をして、両側の弥宜二人は、笹を神子の頭上に交えてかざし、神楽歌に合
わせて頭上でまわします。
 これを、「神子の取り上げ」と言います。
 神子になると、神楽歌にあわせて姫舞を舞い、弥宜二人が神子をはさんで、かまどの周囲を舞います。
 舞が終わると、神前に行き、神酒を汲んでお願いします。
神子立願の人は、ご神酒と豆腐汁を食べて神子となります。

(11)祝儀の舞へ