その3「9月末まではいじっちゃいかんはずの・・・」(H18.9.30)

 人には9月末まではいじっちゃイカンといつも言っているカブトムシの採卵装置。

 今年のカブトムシの卵取りは、今まで飼っていた種(たね)の総入れ替えをしようと、8月になってから野生のカブ
トムシを捕りに行って種親に使うつもりで、自前で羽化させた90匹は全て里子に出してストックはゼロだったんだ
よね。

 さて、いざ野生のカブトムシを捕りに行きました。いったんだけど、とれたのは♀ばかり5匹。
 野生のカブトムシだから交尾済みだよなあ、・・・・だよなあ・・・・・・・どうなんだおまえ達!・・・・とカブトムシに聞
いても答えるはずもなく・・・・・・大きな不安がよぎる。まさか全員生娘って事はないよなあ・・・・今時。

 大きな不安を抱えつつ、今更♂を買ってきたところですぐに死んじゃうのがオチ。
 まあいいか・・・・・・このへんが毎年いい加減でちっとも研究課題が片づかない理由。
 そして、他人様に紹介しているカブトムシ繁殖法マニュアルどおり(♂2はいないけど)装置をセット。
 30リットルのクヌギマットでの飼育スタート。バナナセット。さらに・・・・
 オオクワガタの新成虫を取り出すために、飼育ビンから大量に出る発酵マットの食べ残し、オオクワ幼虫のフン、
蛹室破片、産卵木残骸等を♀のお食事中の頭の上からドバドバと落としていく。
 バナナにしがみついていたカブトムシがバナナごと埋まっていく。

 そして迎えた9月末。
 おなじみの容器。ちっとは産んでてくれよ!と願いつつふたを初めて開けてみる。
 あっいきなりいた。
フタを加工してタキロントリカルネットを張ってある。 写真の真ん中、マット表面で脱皮した2令幼虫
 新聞紙をかけてあるのでマット表面でも脱皮してたり、くつろいでいる幼虫が見える。
 大丈夫なようだな。

 それでもちょっと掘ってみるか、・・・・と掘り出した瞬間・・・・ゴロゴロもそもそコロコロ。

 やばい、今年もやっちまったか。こんな表面近くで簡単に出てくるし、フンもたくさんあるということは・・・・・

3cm掘ったところでゴロゴロ フンもコロコロ

 今年も容器に分不相応な数がいるんじゃないかな?

 幸い?な事にオオクワガタの幼虫を沢山採ろうとして大失速して発酵マットが大量に余っている。

 こいつをカブトの幼虫にくれてやれ・・・・・・!
オオクワガタ採卵が全くの不発。大量に余ってしまった発酵マット。こいつには結構金がかかってるんで捨てるのはもったいない。せめてカブトムシに喰わせるか。 既に、8分目まで入っていたマットに発酵マットを足したので容器に山盛りになってもまだ余ってしまった。来年フンを減らしたときに使おう。

 8分目でもいっぱいなのに9分目も通り越し、こんもり盛り上がってしまった。

 さて、新聞紙を挟み、フタをして?・・・・フタを・・・・・・・押さえつけて!

 いったい何匹いるのやら?来年3月のお楽しみ。