真新しく伝統的な創作の日々の記録
 
 大河ドラマ風林火山関連のキャンペーン展示のための展示品を特別価格にて販売いたします。

 武田武士団及びドラマ内で活躍した武将の家紋を特設展示しておりましたが、この度キャンペーン終了に伴い一斉に現品を特別価格(二割引き)にて販売させていただきます。現品各一つのみであります。
 
 武田菱(武田軍団の旗印および武田家の家紋) 
 花菱(親方様・武田家の家紋、新羅三郎様ゆかり)
 九曜星(高坂弾正様の旗印ゆらい、全宇宙を象徴)
 下がり藤(内藤修理所縁の家紋、四名臣の一人)売り切れ
 下がり藤金内藤修理所縁の家紋
 半月(板垣駿河様ゆかりの家紋、今回はかっこよかったです)
 月星(飯富兵部様ゆかりの家紋、幕末の剣聖千葉周作先生も
 丸に左三階松(三枝勘解由様ゆかりの家紋)
 左三つ巴(山本勘助様ゆかり、伝説の人です)
 左三つ巴金(山本勘助様ゆかり、今回はかっこよかったです)
 桔梗(四名臣の一人勇将山県三郎兵衛様ゆかりの家紋)
 丸に桔梗(山県三郎兵衛様ゆかり)
 丸に桔梗金(山県三郎兵衛様ゆかり)
 十陽星(原美濃守様ゆかり、鬼美濃の描かれ方はよかったです)
 六文銭(真田弾正様ゆかり、戦国最強武家の魁!!!)
 土屋家三つ石(土屋昌次様ゆかり、個人的に好きな武家です)
 玉垣鳥居(土屋家ゆかり)
 三階菱(秋山信友様ゆかり、尊敬している武将です)
 三階菱(信濃の国の守護大名小笠原様ゆかり)
 丸に千切(原隼人様ゆかりの家紋、信州の忍武士?の家紋?)
 丸に三つ星一文字(多田淡路様ゆかり、鬼斬の勇将)
 丸に三つ星一文字金(多田淡路様ゆかり、斬鬼の勇将)
 丸に橘(秋山信友様の旗印ゆらい、城将秋山侯)
 丸に橘金(秋山信友様の旗印ゆらい、城将秋山侯
 丸に州浜(海野・滋野・真田、北信濃の武家の名門の家紋ゆかり)
 丸に結び雁金海野・滋野・真田信濃の武家の名門の家紋ゆかり
 丸に剣花菱(武田軍団一門衆の旗印ゆらい幕末の勝海舟先生も)
 丸に根笹(甲州流軍学家小幡家ゆかり。小幡山城様ゆかり) 
 丸に八本矢車(横田備中様ゆかり、忍者服部一族も)
 丸に角立四つ目(横田備中様ゆかり、近江源氏の印)
 丸に沢潟(小山田信有様ゆかり、勝利の草勝ち草)
 丸に抱沢潟(小山田信有様ゆかり、勝利の草勝ち草)
 丸に二引き両(今川義元様ゆかり、今回は格好よかったです)
 丸の内二引き両(今川家家紋ゆかり、雪斉軍師大物です)
 丸に上の字(信濃源氏村上家家紋、檄将村上義清侯ゆかり)
 九曜巴(長尾景虎様ゆかり、正義の雷。板倉様もこの紋章)売り切れ
 丸に三つ鱗(後北条家ゆかりの紋章。名将北条氏康侯ゆかり)
 丸に檜扇(長野業正様ゆかりの紋章、知友兼備の忠義の武将。大河 風林火山は長野侯のような地方武家の生き様を丁寧に描いていたと 思います。)
 丸に梶の葉(諏訪神官家ゆかりの紋章)
 丸に三つ盛瓶子金(長尾景虎の軍師!宇佐見駿河様ゆかりの紋章)
 丸に並び瓶子長尾景虎の軍師!宇佐見駿河様ゆかりの紋章)
 丸に松皮菱(平賀源信侯ゆかりの紋章、清和源氏小笠原流)

 以上各一枚づつであります。

嬉しかった一言

 私どもの細工をよくよく眺め、また細工について色々とお話させて頂いたお客様が仰った一言が「この細工は安くないけど高くも無いぞ」・・・
 褒め言葉でありましょう(愉しそうに仰っていたので)。嬉しかったです。


新作ラッシュ
 昨年秋から、それまで何年かかっても突破できなかった壁を打ちぬく技・コツが不意に「降りて来」まして、今現在は十年来の悲願であった鳳凰の完成が視界に入ってきました。
 かえるとたぬきは、それぞれ昨年秋の新作でありますが、水心相変わらず制作のスケジュールに隙間が無く、殆ど作れないまま品薄であります。
 かえるの中には、まだ氷の残る今時分に冬眠から一旦起きて産卵をスル種類もあります。この季節に蛙の細工が動くこともそのことと無縁ではないと感じております。 
 たぬきは、我愛羅くんを見ているうちに突如思い浮かんだ細工で、それでひょうたんとセットにしてありますが、どんな形で商品となるかまだ未定です。お子様方に大変受けておりますが、見かけ以上に難しく、値段もまだ決められておりません

 水引細工として世の中に喧伝される物には、何か他の細工物を水引でその形をなぞったという内容の物が多く、 水引の魅力や意義、題材の内容や本質に対する取り組みが感じられないものが目新しさや一時的な話題性を理由に掲載されている場合も少なくありません。特に技術的・力学構造的な部分での共通の多い籠・ざる系の細工の写しに近い物が一番多い気がするものであります。

 下請け上りの私どもですから、表看板に書かれていることの裏側から知っておりますのでしきたりや習慣といわれていることの意義と無意義ともに理解しているつもりであります。良い細工を心がけるということは、形ではなく内容を込めることであり、形を決めてきた「方向性」を守り続ける事と考えております。

 水引関連の旅行記事発見「はれたらいいな のんびり日記」様!!!水引工芸館せきじまに立ち寄る旅行の雰囲気がほんわりと伝わってくる良い感じな日記であります。いらっしゃるお客様の旅行の全体像を知るとまたとても勉強になるものであります。




 大雪は豊作をもたらすといわれていたことから、雪紋様は吉祥紋の一つと考えられました。また、雪の入る家紋は豊作祈念にゆかりの深い神官家のかたや、風流ゆかりの御家の方が用いていることが多いようであります。


 時々の非日常
 テレビはおろか新聞さえ殆ど読まない水心でありますが、当然映画等の話題は全く耳に入ってきません。ところが、なぜか「母べえ」という映画と「beauty美しきもの」という映画の話題を耳にする機会がありまして、ホンの少しだけ調べて見ました。 どうやら飯田・伊那谷でロケがあった映画のようです。飯田・伊那谷は風光明媚で気候が穏やかで晴天が多いのでロケに向いているのでしょう。
 実は、それの絡みで、水心にとってもの凄く大きな出来事があったのですが、それはまたの話であります。大鹿歌舞伎関連の話であります。



定点観測其の二 

 季節感を自覚の次元で、分析可能な形で感じ・記憶するためには定点観測が欠かせないと考えます。それで幾つかの定点観測地を決めているのですが、中にはすでに其の場所自体が消滅するほどの変化を遂げた場所もあります。それでも其の地点には時折訪れて景色と空気を観測します。
 水心は空気が読めないといわれる人種ですが、空気を記憶する事はできているつもりです。肌触りや匂い・香り・そして光の量、そういったものを覚える努力をしています。
 創作といっても、基本は写生であり、何かを記憶に基づいて実体化することであるはずです。
 


 写真は水引美術館せきじまを裏手から見た姿です。

 水引工芸館せきじまの裏手には、江戸時代末頃の物と見られる日本狼の頭骨が発見された二つ山という里山があります。里山としては規模が大きく、旧伊賀良村と旧山本村を隔てる境をなしていました。
 この山にはトンネルが穿たれているのですが、今現在役目を持たずただ暗くがらんどうとしております。このトンネルに繋がる形で土塁が形成されておりまして、かつて中津川線と言う鉄道を引くために整地されトンネル工事もなされたものの中央自動車道が開通し、ついに一度もレールが敷かれることも無く廃案と成った鉄道路線のための土塁であります。
 この土塁は水心小学生の頃からの定点観測地点であります。この土塁の上からは電線無しで赤石が一望できるからであります。

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 by水心