素材水引の性質

 水引は、均質な針金や、弾力に富む紐とは違い、伸縮性は針金・紐のどちらよりもなく。強度については同じ重さの針金より強く、同じ重さの紐と同等(私調べ・・・笑わないでくださいね、調査してくれたところも調査してくれそうなところも、調査依頼をする予算もないんですから)。素材であります。
 また、縒り(より)の方向(時計回り・・かな)性に逆らってねじると折れてしまい、また、表面を絹糸で被った「絹まき」水引や、彩色・金属メッキを施したセロファン帯で巻かれた「特光」水引等の場合は其の表面を被うものの巻きつけの向きに逆らってあつかうと表面がよじれたり、皺になったり、最悪はがれてしまう。と言う性質もあり、異なった種類の水引を組み合わせて使う際には扱いの難しさが倍増する素材であります。

 以上の性質から、水引は紐と違ってきつく結ぶと形がゆがんでしまうが、針金よりはしなやかなので、曲線的な表現に適し、その弾力のために平面と立体の中間的な表現に適した素材で、弾力と弾力の力のバランスを利用して造形を行う素材であるとおもわれます。
 
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