(13)やおとめ

 
お面の箱が神殿からおろされ、「水の王」の面が神殿に現われます。
 拝段に三人の水干をつけた舞人(弥宜)が、中折紙を二つ折りにして、
中央を右手の中指に差し、神座に向って二拝して立ちあがります。
そして、左右に、ゆらり、ゆらりと振りながら、傍に坐る弥宜の歌に合せます。
これは、お面を出すとき、かまどに向って、すべてを清める儀式です。


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