6月19日
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支那事変勃発により、昭和13(1938)年、祖父の所属する部隊は山西省 太原(タイユワン)に駐屯した事がこのたよりに記されている。
〇縣城の遠望
自分等の
現在守って居る
〇縣城ヲ遠クカラ
見た所だ
城壁の下ニ黄色ク
見えルのハ全部
アワ、コキビ高粱だ
全く見事な
ものだ、見渡さん
限りその
黄金の海だ
内地に
見られぬ風〜
景の偉大さに
あきれて仕舞
ふ
注)〇縣城‥詳しい地名は
伏せてある
イ ロ
イ
注)スタンプが押してある
大原 13.9.11
ロ
山西省*州(土*百家)
鼓楼閣(中門)ヨリ
北方遠望、高塔は
*州円華寺に*摩塔
ト仏像一基残スのみ
仏教無微の様実に
哀れなり
注)*判読困難の文字
〇〇市
陸軍野戦病院丘陵ヨリ
西南方ヲ望む
日本*占拠セ*各工場は軍
管理の下に一斉に汽笛を鳴ラシテ
居る、山西省の*源をあつめ
毛織に織布に毛皮に
紡績に大躍進ヲ続けて
居る様は
有望なる前途の明*たり
躍進を喜コブ**に
東亜の明朗*〜〜〜を
益々期待スル*ノナリ
皇化の偉大を*に
驚かざるを得んや
注)*判読不能
◎◎
山西地方〇〇縣城の広場から
眺めた、多宝塔(ラマ塔なり)如
何に大きいかが判るだろう
全部煉瓦ト土で作ッテアル奈良の
大仏様ヨリ少々高く一〇丈**
ある。大きな古い都になる*
どこにもある〜〜見事なり
興の縣城の城*ヨリ
ヅット高く突き出シテ
居るので、相当見事デアル
イ ロ
イ
東門四*望東方
ロ
◎構築*期
秦朝*期始皇時代
南門
*歴***3月
補修
◎根本より補修
望楼=木製構築号
新古関
10号 13.6.2
東門
各房防禦陣地巴除去シタル
モノト見做し写生ス
中央構築物仏殿*
13.6.3