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月刊タテカワ 
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どこの都道府県で開かれた落語会でもOK!文章の上手い下手、
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あからさまな誹謗中傷以外はほぼ全て掲載いたします。

ご希望の方はsinanoji@mis.janis.or.jpへメール下さい。
落語ライブ その時こそが笑いの旬   <としこさん>

 落語を聴き始めて3年。特に昨年はプロの落語家さんの高座を何度か見る機会に恵まれ、ますます好きになりました。昨年一番の落語会は、なんといっても飯田伊賀良落語愛好会主催の「立川志の輔独演会」でした。10月末でしたから、リンゴ狩りを兼ねて落語ツアーを計画し、友人たちと出かけました。

 当日は雨降りでしたが、会場は満員。今までも志の輔師匠の高座を楽しむ機会はありましたが、これほどまでに落語家と会場が一体になった心地よい会はありませんでした。主催者の方に「面白かった、楽しかった」と声をかけると、「会場のお客様がいいんですよ」とまったくおごったところがなく、なお一層感動してしまいました。

 伊賀良落語愛好会のHPにて、今月ζ14日に立川談慶さんの真打ち昇進記念公演として「談慶・談春二人会」が開かれることを知り、晴天を願いながら2度目の伊賀良寄席を今から大変楽しみにしています。

 実は今月4日、東京で開かれた立川談慶さんの真打ち昇進披露公演に、浅草見物を兼ねて出かけました。出演は立川談志、志の輔、談春、ミッキ−亭カーチスの各師匠とポカスカジャン、そして主役の談慶さんという豪華な顔ぶれ。談慶さんは緊張した様子で、お客さんの対応をしていました。

 中入り後の口上で各師匠があいさつ。司会の談春師匠の「え〜、本名青木幸二、長野出身…」という紹介で温かい笑いが起きる。談志師匠は「こいつは一生懸命やってきた。ここしばらくで落語に対しての思いが吹っ切れた。変わったんですよ。どうぞ応援してやって下さい」。歌舞伎の口上を何度か見たことがありますが、温かさは比べ物になりません。「昇進おめでとうございます」と心から伝えたくなりました。

 その後の談慶さんの一席「お見立て」は、あっけらかんとした花魁(おいらん)の言葉、田舎なまりのお大尽と遊郭の者のやりとりのこっけいぶりは大いに受けました。落語の後には「かっぽれ」と雪駄でのタップダンスを披露。とにかく一生懸命で、一挙手一投足に、落語に人生を賭けた男の気迫が感じられ、あの会場に居合わせることが出来てうれしかった。談慶さんの真打ち昇進の会に足を運んだことで、今後の活躍が楽しみになりました。

 高座には座布団1枚だけ。落語家さんは扇子と手ぬぐいを巧みに使い、口調や身振りで何人もの登場人物を演じ分け、それを見聞きしている客は、どんどん想像を膨らませていくのです。その想像の世界で、登場人物たちが動き回ります。

 腹を抱えるような笑いはもちろん、じぃーんと胸に響いて涙ぐんでしまうことさえあります。日常を忘れて落語の世界に導かれ、そこで遊ぶことが出来る自分を発見する。人の気持ちというものは、江戸や明治とそう変わってないんじゃないのかなと思います。

 同じ作品でありながら、演じるたびにリメイクされていく落語は、ライブで聴くその時こそが旬です。今からζ14日の特別メニューが楽しみです。当日会場でお会いしましょう。

【愛知県名古屋市】

名古屋の「楽」訪問記 2005.3.6   <サイレントK原>

詳細は余力があったらアップします。



踊りを披露するキウイさん。
踊りについては良く分からない。
しかし、とにかく真剣に踊ってる。



落語は飯田で死ぬほど聴いた
「短命」。それと「太鼓腹」。
さらに「紺屋高尾」。

最初の2席はやはり勉強会ということを意識してか、飯田で聴いた時より入れごともぐっと少なかった。それでいいと思う。
というか、そうじゃなきゃいけない。

おそらく飯田に来た時は、我々の手前楽しませなきゃいけない!と躍起だったんだろうと。

ま、ともかく、途中疲れからうとうとしたので、
私は偉そうなことは言えませぬ。

「紺屋高尾」…。強弱をつけて、キウイさんなりによく稽古していることが分かりました。

何人かの目元を潤ませたようでした。


夢輔氏は「池田屋」を一席。
はっきり言ってうまい。
おそらくベースは小朝師匠かと。

−−−−−−−−−

キウイさんは、登場直後のマクラの中で
「新作も作ります」と言ってましたので、
わたしとしてはそれに期待したいと思います。

談志師匠から暮れに


「お前は先代の歌笑みたいな芸を考えてやれ」

みたいなことを言われたということですが、この人の場合は、50席覚えて踊りが云々でなく、その先代歌笑のごときオリジナリティーを身に付け、独特の癖を武器に昇華させるよりほかないのではないか…
など失礼なことを考えながら帰りましたとさ。




「楽」の会。前回に続いて客席が濃いです。
みんな一見してそれと分かるマニアです。


また懲りずに行きます、たぶん。

名古屋の「楽」初訪問  2005.2月某日 <サイレントK原>
久々に半日休みが取れたので、ぶらりの名古屋に行ってきました。

なんでもこの日から定例の勉強会が始まるとかで、雷門兄弟が出演するとのこと。

地下鉄を「中村日赤」で降りて、一路「楽」へ。

繁華街にある店をイメージしておりましたが、以外にも住宅街にありました。

シンプルで落ち着いた外観です。
2階に上がるとすぐ受付があり、美女2人が迎えてくれました。「ご存知、東西噺家紳士録」や落語会などのチラシのほか、獅篭氏作の同人誌もありました。

…記念に買いました。
会場には立派な高座がありました。客席には座椅子があり、至れり尽くせりです。

落語の方は…忘れました。
うろ覚えですが、たしか幸福さんの「宗論」はよく練りこまれていて、マクラとオリジナルの下げの関連性は秀逸でした。

獅篭さんは寝不足で辛そうでした。

私も寝不足で辛かったです。
落語会終了後、打ち上げが始まるのを待っていると、白鳥師匠とか、まだ仲睦まじかった「風マン時代」のキウイ・志加吾コンビの連名によるサインが飾ってあり、涙を誘いました。

仲良きことは美しきかな。
帰りに落語マニアが経営してそうな無線屋を見つけました。
その名も「寿限無線」。
ん…。なんか違うかな。
ま、いいや



(終)
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