「建具(たてぐ)」
それは皆さんの家にも必ずあります。普段はその存在を意識することなく建具と関わっています。出入り口や窓などに付いているドアや障子。それら全てが建具です。動かなかったり動きが悪かったりすると、とても不便なものです。
「建具は生き物です」
部屋と部屋、部屋と廊下などを仕切る建具は、その温度差のために、反りが生じることがあります。紙と同じですね。特に新築1年間は、建具の反り防止のため、両方の部屋を乾燥させ、建具の両面を同じような環境にしておくことが望ましいです。
建具のうちでもとりわけ戸襖(当所では「狐戸」=片面が戸、片面が襖紙)は、開け放しておくと片面ばかりの湿度が高くなり、片乾きし反ってぶつかるようになったり、壁や半柱に当たってしまうようになることがあります。どの建具も戸を閉めた状態から、10cm位開けておくようにします。
「和室の効果」
障子紙、襖紙の汚れがめだってきていませんか?それは空気清浄、調湿効果の証です。押入なども調湿効果のお陰で、カビ臭くなりにくいメリットがあります。
しかし、閉めっ放しにはしないで、湿度の低い日の昼2時間位は風通しを良くしてあげて下さい。家や家財のためにも。
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